・シナリオ:☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:60点久しぶりに魔法等の超常現象を交えた作品。発売前からかなりの話題を集めていたが、結果としては肩透かしを喰らった形になったかもしれない。キャラは優秀。好みは分かれるものの元気系キャラでテックアンケート一位のゆめ、秋色恋華、あるとから引き続き出演の萌える木村あやかさんボイスのリコ、頭脳明晰の頼れる義妹六花、などなどそれぞれがツボを押さえている。エロは普通。秋色から二割増し位。やっぱりアオが多数。CGはかなり美麗。ギャルゲー界においてもトップレベルの画力を誇る月社尋&悠樹真琴コンビが如何なく実力を発揮している。立ち絵の狂いもほとんど無くなった。音楽はまあまあ。悪くは無いが、秋色程印象に残るボーカル曲は無かった。BGMは若干レベルアップしている。とまあ、ここまでは良いのだが、シナリオが全てをブチ壊している。どのシナリオもヒロインの抱える問題や苦悩の解決に至らず不完全燃焼でエピローグを迎え、トゥルーも結局意味が無い。また主人公もかなり頼りなく、かなりシスコン気味なのが致命的な欠点(そのせいで六花シナリオの質がかなり落ちた)。決して駄作という訳では無いのだが、発売前の期待が大き過ぎたという事もありこの採点になります。ギャルゲー初心者の方にはまあまあお勧め出来なくも無いです。★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)最後の最後に時間経過の高速化という、とんでもなくシリアスな現実を見せ付けたのは何とも鬱です。ぶっちゃけるとここまで(莫大な時間を無駄にしてもゆめを見つけに行く事を)やっておいて尚も明る過ぎるゆめの態度がしゃくに触ると言うユーザーも多い為、賛否両論が激しいのは仕方ないと思います。誰よりも優しく家族想いの雨音さんが悲しみにふけるシーンが何とも残酷で涙が出る位悲しくなる、非常に印象深いシーンの一つになっております。