・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:−・GAME:☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆・難度:☆・総評:99点やり終わって、どうしても書かずにはいられませんでした。新作二作の内『昼壊し編』はひデブの世界観ですので、ここでの評価は『賽殺し編』のレビューとさせて頂きます。以下、ネタバレある意味、本当の雛見沢を描いたのが、この賽殺し編だと思いました。過去の八作品は、主要人物が必ず過去の罪を背負い、それと向かい合って戦ってきましたが、今作はその『罪』が無かったら…、皆がごく当たり前の、私達と同様に、普通に今までを生きてきたならという、確かにこうなってたかもしれないという世界のお話。正直、最初は展開の関係で鬱になりそうでしたが、短い物語の中に人生の価値、道の意味、そして選ぶという意味。そういったものが詰まっており、今日だからこそ、考えさせられた気がします。仲間に頼らず、自分の答えを出す。サイコロでは謀る事の出来ない自分の道。自分で選ぶからこそ苦しく、選んだからこそ価値がある。正直、祭囃し編よりグッと心に響きました。未プレイの方は是非どうぞ。