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PP-ピアニッシモ-操リ人形ノ輪舞 InnocentGrey (ぴあにっしもあやつりにんぎょうのりんぶ) 真風さん [2006年10月2日]

・シナリオ:☆☆☆
・H度:☆☆☆
・GAME:☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆☆
・難度:☆☆☆☆

・総評:77点



ピアノ演奏を生業としていた玖藤奏介は、奇妙な事件に巻き込まれる。芸妓に襲われ、女を気絶させて立ち去るが、覚えのない罪を着せられる。
そんな時に憲兵の追跡を受けているときに助けてくれた少女・白河綾音と出逢う。
「――貴方が嘘を吐いているようには見えません」
奏介の無罪は証明されるのか――

「――世界というものは、案外単純にできているのですよ」

シナリオ:どうしても前作のカルタグラと比較してしまうが、世界観の構築は相変わらず、素晴らしい。
だが、やっぱり主人公が輝かない。
結局、自力で道を切り開くことはなく、弱い。
雰囲気は素晴らしいのでライターが…
あとはメインの綾音…精神的に凹む

↓ネタバレです↓




彼女以外のシナリオでは救われないし、輪姦不可避。
シナリオもテーマ自体は伝わるが、キャラが立たないかな。前作の凛のような娘がいない。
まあ、世界観は良いので地雷とは言いませんが

H度:割と濃い。
ただ、抜きゲではないのであんまし、期待はしない方が。ただ、彩音に関する輪姦は属性次第で。

音楽:ここの最大の売りの1つでジャズ系の音楽・ピアノの演奏が非常に秀逸。
サントラが非常に嬉しいゲーム。

CG:杉菜水姫氏の儲ですが、それを抜きにしても凄く繊細な画を描く方です。
背景から人物まで巧いです

総評:惜しい作品。
シナリオは前作の方が良いと思う。今作はすぐに真相が推理できてしまう浅さがある。
もともと、万人受けするメーカーではないので、人物の内面は良いんですが、進行させることが課題かと

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