・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆☆・難度:☆・総評:90点2度目のレビューになるが、榊原拓が恐ろしいと思える作品。自然災害の被災者の心理。理不尽に命や生活、大切な人をを奪われた人がどう考えるのか。聖女の存在や民衆から見た聖女が民主党政権とだぶる。犠牲を伴う不自然な力で空に浮く土地が原子力政策のあり方と関わる人の無茶な考えへのメタファーになってる。被災区域の悲劇は福島の状態を示唆しているし、羽付は被爆被害者への世の扱いを端的に表す。原子力エネルギー政策とノーヴァスアイテル。細かいところではメルトという名前とその後。エリスはニガヨモギの酒を好むがニガヨモギはロシア語でチェルノブイリ。出典は他のページだが「フィオネ(Fione)」 ⇒「フィオナ(Fiona)」?「フィオナ(Fiona)」 ケルト語で「青白い」「明るい」の意味 (以上Wikipediaより)臨界時の青い閃光か?リシア輝石 リチウムとアルミニウムを含む輝石。リチウムイオンバッテリーの原料とも期待される。日本は自然災害が多い土地だから安易な原子力政策は日本を不幸にする、と言うメッセージだろうかと深読みしたくなる。2月中にできあがっていた上、ストーリーは遙か前に出来ていた事を考えてもタイミング的に予言者と言っても差し支えない。これだけのメタファーをちりばめながら1人1人にヒロインの生き方に容赦ない負荷を与え克服されるすさまじい話を作る。この人ギャルゲー作ってる場合じゃないだろ、とすら思う・・・・・