・シナリオ:☆☆☆・H度:☆☆☆・GAME:☆☆☆・音楽:☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆☆・総評:70点自分が4月発売作品の中で1番注目していた作品をレビューします。因みに過去作「暁の護衛」「暁の護衛〜プリンシパルの休日〜」はプレイ済みです。《シナリオ》大都市の上空をヘリが舞う。報道カメラが、その場所を映しだす。経済成長を遂げた日本が抱え込んだ唯一にして最大の負債。―「禁止区域」―人間として認められない者たちが逃げ延びる最後の砦。数千名にも及ぶ警察官が、禁止区域を包囲していた。「禁止区域強制退去法案」執行の日。それは、禁止区域に住まう住人達を一人残らず捕獲する計画であった。まもなく追い詰められるであろう、禁止区域の住人。彼らは責められるために生まれたわけじゃない。ただ生きたかった。束縛されず、己が意思のまま、ありのままに。ただ人として認めてもらいたかった。やがて…突入の時刻がやって来る。――それは海斗たちにとって、日常の終わりを告げる瞬間であった。日常パートのノリは相変わらず面白い。ツキとの絡みは減ったが、その分尊が頑張っていたので自分的には満足。また、シナリオは表ルート(ボディガード側)と裏ルート(禁止区域側)に分かれている。ただ表ルートでは、海斗の強さをもっと表現しても良かったと思う。終わり方もどうにも呆気なく、不完全燃焼。過去作と同様、やはりもったいない作品になったと感じます。《H》ほぼ全ヒロインと出来ます。(おまけmodeを含む)《GAME》特になし。システムは悪くないし、スキップもはやいので問題なしです。《音楽》OP「幻想の城」2ndOP「OWN JUSTICE」2ndOPがカッコイイ上に、BGMも良かったです。《CG》相変わらず文句なし。《難度》攻略に順番に規制アリ。ちなみにパッチを途中であてると、セーブデータを読み込んでくれなくなるので注意!《総評》一言であらわすならもったいない作品。キャラも世界観もパロディ要素もCGもしっかりとしていて申し分ないのだが、終わり方が微妙なせいで手放しに喜べない。欲を言えば、もうちょっと熱い展開や逆転劇があればより面白くなったと思う。あとバグが多く、最新のパッチ(1.02)をあてたが、それでも数ヵ所バグがあるのでなんとかしてほしいですね。色々と言いましたが、自分は面白いと感じたし、やって損はないと思いますよ。以後ネタバレ中途半端に終わった詩音ルートは、もうちょっとやりようがあったハズ。暴動に入らずにEDは、どうかと(^^;)せめて暴動を共闘しながら乗り越えるとかあっても良かった。微妙に終わるぐらいならおまけでいいし…個人的には表ルートの海への旅行も笑いが多くて面白かったが、裏ルートの暴動に対して大きく関与していく流れは、シリアスの比重が多く純粋に考えさせられる上に楽しめた。ただヒロイン選択しても暴動が収まるまでの話は、ほとんど変わらなかったのが少し残念だと思った。