・ｼﾅﾘｵ：☆☆☆
・Ｈ度：☆
・GAME：☆
・音楽：☆☆☆☆☆
・ＣＧ：☆☆☆☆☆
・難度：☆

・総評：75点

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■あらすじ
遥か、遠くの未来に訪れる地球規模の災厄。
地球の存命猶予は約100年間。
人類は自らの存続を母なる星の脱出という手段に託し、二つの計画を打ち出す。

一、地球統一政府の設立
地球からの脱出を優先し、小を切り捨てて大を選択する組織による中央集権体制。
その妨げとなる国家・団体への強制的軍事制圧

二、脱出計画‘フェリクス’
100年余りという人類の脱出に掛かる宇宙船建造や宇宙での存命手段の確保からはあまりに短すぎる時間。
現人類には達成不可能な、この必要条件を遺伝子改良を加えた新人類の誕生という手段によって試みる

――それから。99年。

フェリクスによって生み出された少女。
彼女は自らの全てを研究に捧げ、旧人類の脱出により、たった一人残された少女は静かに余生を過ごすことを願う。
そこに統一軍から派遣された青年がいた。
彼の使命は彼女を守り――、拘束すること。

■シナリオ
よく言えば、無駄のない寄り道のない一本道。
悪く言えば、肉付けが足りない。

随所に光る部分は確かにある。
物語の中核や題材は終末モノや限られた時間という珍しいものでもないのだが演出勝ちといったところか。
１つの結果に辿り着くまでのキャラの心情やそれを演出するイベントに胸を動かすような力はある。

ただ、何故か煮え切らなかった。
終末のあらすじや設定の随所にまだまだ、物語を飾れるようなものが溢れているように思う。
何処か、納まっている世界観だけがこじんまり。
綺麗な物語なのではあるものの、泣きゲーならば泣かせるための掘り下げに乏しい。

払う値段からして、内容の時間や量が足りない。

■Ｈ
本編にセクロスシーンはないよ！
PLUS+MOSAICで本編に追加で付いてくるよ！

中身はシオン・エリカ・真夜・ラヴィ各１ずつ。
尺は壊滅的とまではいわないものの薄め。

■GAME
言わずもがな。ビジュアルノベル

■音楽
メイン曲　little explorer →vo:原田 ひとみ

他、BGMやムービーなどに定評のあるminori。
ここらに関しては文句なし。

■CG
いつものようなminori十八番の口パク表現などに加えて、立ち絵でない一枚画で構成されていて使い回しも少ない。
CGに関しては値段から考えたら、多めかも。
あと、ちこたむ画は相変わらず、可愛い

■難度
プレイ時間は6時間程度の一本道。
選択肢なし

■総評
質自体は悪くない。
BGMなどの題材から言っても一級品。
でも＋MOSAICが無かったら、まずエロゲという土台にすら乗らないのと時間の割にはお値段お高め。

割と鬱寄りゲーでも大丈夫なら、まあまあ。
★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)

といいつつ、実際はネタバレが何も無い欄が今回も始まります。

シオンが可愛かった。さすが、ちこたむ。
あとメインじゃないとは言え、貴重なアグミオン分だった。