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鬼うた。〜鬼が来たりて、甘えさせろとのたもうた。〜 130p (おにうたおにがきたりてあまえさせろとのたもうた) 真風さん [2009年7月4日]

・シナリオ:☆☆
・H度:☆☆
・GAME:☆☆
・音楽:☆☆☆☆☆
・CG:☆☆☆☆
・難度:☆

・総評:60点



■あらすじ
詩乃塚神社の神主の息子、秋人は自らの交友関係の狭さに悩みを抱える学生。

その原因の一端は学業・生活あらゆる面でポンコツであるがしかし、美人で超ブラコンな姉の小春の存在や幼馴染の綾子には日常的にストーキングされる事態に、完全に浮いた存在となっていることにあった

そんな彼は新学期を目前に控えた夜、遭遇した賽銭泥棒に殺されてしま―――

いかけるが、鬼の姫にして土地の守り神だという姫歌に助けられる。
代償として、その力を失った彼女は自分の世話をしろと秋人の家に転がり込む――と同時に甘えまくる。

超ブラコン姉である小春がそれを見過ごすハズもなく、2人の「駄々甘合戦」の渦中に巻込まれていく―

■シナリオ
共通ルートは短いながら、それぞれのキャラがある意味では微笑ましい日常を楽しめる。
そこから中盤にかけては単なる、駄々捏ねを卒業しつつある展開までは良かった。短いながら。

個別。一体、何が悪かったんだろうか。ぜんぶか。

姫歌はかなり、重苦しい鬱展開ど真ん中を突き進みながらも一番、綺麗に終れる唯一のヒロイン。
姫歌の出生関連やら云々と共にまともに展開される。
一応、綾子も●●てるし。

小春。通称ヤンデルルート。
超展開に鬱何でもござれの、ある意味で究極的なヤンデレだがデレてはいないという病んでるルート。
誰が望んだBAD END。
ある意味では世界の中心で愛を(ry……狂気的な意味で

かみさまのつくりかたルート
名義上、ここでヒロインを挙げるならば綾子。
今までの伏線の一応の回収と経緯。超展開ではあるが。
といいつつも、ここでもハッピーエンドではあるがスッキリしない。

130pだし、何かあるだろうとは考えていたが宣伝文句との剥離度180%真逆。
残ったのはヤンデレお姉ちゃんゲーを期待したユーザーの大虐殺。

■H
姫歌→4
小春→7
綾子→3

ただし、本番は半分かそれ以下。
せめてヤンデレ特有のヒロイン優位又はヒロインからの強制セクロスが多ければ、救いようはあった。
CGはエロいがコンセプトからしても少なすぎる

■GAME
ワイド画面が標準設定であるのはまあ、新鮮。
ディスクレスは初回時認識以後は可

■音楽
このゲームにて唯一、手放しに高評価の出来る要素。
OP:紅の空 Vo;Ritaが初回特典に付属。
他、挿入歌(イトシウタ)・ED共にRita。

声優
姫歌:理多(Rita)、小春:あさり☆、綾子:手塚りょうこ、暦:櫻レオナ 他

■CG
ヒロイン全員黒髪なのは素晴らしい。
塗りはちょっと、気になるくらいにベタ塗りだが総じて、まあまあイイ。
ちなみに背景なんて要らなかったんだっ!という具合に背景はあんまり、見なかったことにしよう、約束だぞっ★

■難度
縛りはかみさま〜ルートだけ最後。
攻略時間は1ヒロイン7時間くらい

■総評
調理の仕方を完全に見誤ってしまった企画ソフト。
本格的ヤンデレやるには超展開とか狂愛に至る過程や描写、何よりもセクロスが足りない。
かといって宣伝文句が駄々甘合戦なんてやるものだから、ブラコンお姉ちゃんとの近親の壁を乗り越えた愛とか期待したユーザーが総じて、爆死しかねない。

まさに誰得。
★ネタバレ(↓に白文字で書かれています)
個人的にはガチヤンデレでも嫉妬ヤンデレでも共に逝ける(イケる)んだが、ヤンデレと紙一重なんだ……
あと、首吊り後のハル姉メガネっ娘化はまさに誰得。

正直、これなら素直に嫉妬ヤンデレの方が良かったな
あと暦を攻略出来ない意味がわからなすぎる
もしも暦の攻略とハル姉の嫉妬ヤンデレFDなら、買ってもいい

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