・シナリオ:☆☆・H度:☆☆・GAME:☆☆・音楽:☆☆☆・CG:☆☆☆・難度:☆・総評:65点原因不明の病により失明した少年、弘瀬琢磨は事情により田舎の叔父宅へ身を寄せる事になる。その村にある学校に通う事になった琢磨だが、待っていたのは楽しい学校生活では無く…。見た目とは違いかなーり黒い物が渦巻く枕の有名作品。しなりお…過去編がメインでアフターがそのまま後日談。基本的には「いじめ」と「差別」を題材とした話の構成になっており、陰湿な印象を強く見せ付ける内容。黒い内容が良い悪いは別として、いじめっ子のリーダー格である少女ゆいの過去編からアフターに至るまでの心理描写がとても納得出来るもので無かったり、琢磨の眼についての設定が非常にご都合主義だったりで所々に大きな欠陥があり、あまり褒められたものでは無いと思う。アフターについてはかなり明るめな内容だが、音羽のラストが雰囲気ぶち壊しでどうなんかと…。ひろいん…2人+精霊。はやみ(風音)…いじめられているツインテツンデレ少女。基本どのルートでも扱いは同じでこの作品を象徴するヒロインでもある。設定が設定ではあるものの、心理描写もあまり書かれずでいまいちぱっとしない…。ひなた(一色ヒカル)…村長の娘さん。ほんわかとした性格だが、それとは裏腹に非常に重い秘密を持つ。自身の状況により二転三転するはやみへの想いが良くも悪くも巧く表現出来ていたと思います。音羽(成瀬未亜)…琢磨にしか見えない精霊。周りが大変な状況の中、普通にドタバタ普通に恋愛してた、ある意味空気嫁みたいな娘さん。だが実際には大きな秘密を抱えており、彼女の様々な想いを窺える。消えたり復活したり、消えたと思って普通にいたりと存在がネタと言えばネタではあるが…。番外編ゆい(海原エレナ)…ツインテいじめリーダー格。前述にもあるが、心理描写が無茶苦茶過ぎてドン引きする。この作品ではエロス担当か…。えろす…回数が少なめ。過去編は微妙、アフターは普通レベル。おんがく…まったり。OPはイマイチかなぁ…。ぐらふぃっく…複数の原画さんが担当しているが、全部同じに見えるのは私の眼が腐っているからなのか…質はそこそこ。なんど…攻略順はあるが非常に簡単。総評アフターが本来の枕のノリではないかと。全体的にはお勧めし辛い内容ではある。