・シナリオ:☆☆☆☆☆・H度:☆☆☆☆・GAME:☆☆☆☆・音楽:☆☆☆☆☆・CG:☆☆☆☆☆・難度:☆・総評:95点まず、悲しい作品です。自分はDCシリーズなどよりも遥かに泣けました。…逆に言えばこの作品は悲しさが重すぎるストーリーです。難易度☆にしたのは、選択肢がないからです。…長い時を経て、ようやく幸せを掴んだ主人公とヒロイン。そんな二人に突然襲い掛かる悲劇…ここまでがプロローグ。ここでムービーが流れます…俺はこの幻想的なムービーで泣きました。プロローグ終了→ムービー…この流れは反則的に泣けます…その後は別の主人公、ヒロインを選択し、また別のシナリオを読み進めていきます。主人公、ヒロインは他に三組。(固定されています)プロローグとは全く関係ないシナリオなのかと始めは思いましたが、全員がプロローグでの悲劇と大きく関わっています。シナリオが変わる度に気持ちの切り替えをするのがが大変かもしれないけど、そこはまぁ愛嬌で。最初から最後まで、泣き所満載です。展開が読める場面もいくつかありますが、声優さんの迫真の演技で見事にカバーされていると思います。唯一欠点をあげるなら、誤字、テキストの重なり、立絵の分身などのミスが目立ったこと。それも結構重要なシーンで…それでも俺にとっては過去最高の忘れられない作品となりました。シリアスな作品は、王道からマイナーな作品まで、結構プレイしてきましたが、この作品はシナリオ面において群を抜いています。ゲーム中の悲劇が、まるで自分のことのように思えてしまう。そこまで感情移入できる作品であり、綺麗なイラストと、シリアスなゲームに見事にマッチした音楽。それらがより一層このAsterという作品を際立たせてくれています。ベタ褒めになりましたが、この作品をより多くの方がプレイしてくれることを心から祈っています。本当にオススメです。